【ホ1-33】キツのナと、ホムシサル、アヤ


213
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p208-209 より)


ミコトノリ

カナサキガ フネ

カナサキガ 船

ノリウケテ

乗り受けて

メオトナルナリ

夫婦なるなり

ヤスカワの

ヤスカワの

シタテルヒメと

下照姫と

アメハレテ

あめはれて

そのオシクサは

そのオシクサは


(解説)

(アマテルさんの)詔がありました。
「カナサキさんの船を
乗り受けて夫婦になりなさい。
安川に住みなさい。
ワカ姫さんは天晴れて(正式に)下照姫と名乗りなさい。」
その押し草は
安川は琵琶湖の東南岸。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


続きを読む

参考サイト:メモ

このカテゴリーでは、主として
池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」を参考にしております。
それに加えて、以下のサイトも参考にさせて頂いております。


和歌山にて詠める
http://blogs.yahoo.co.jp/umayado17/59426221.html


ホツマツタヱ 1 章 東西の名と穂虫去るアヤ(章) その 1
http://mahina3.web.fc2.com/waka_hime/hotuma001-01.htm
ホツマツタヱ 1 章 東西の名と穂虫去るアヤ(章) その 1
http://www21.tok2.com/home/hawaii/kodai/hotuma001-01.htm
同じ方の別サイトだと思われますが微妙に異なります。
(ヲシテ文字の横書き)+直訳+解説


■ほつまつたえ 天の巻1 きつのなとほむしさるあや【東西の名と穂虫去る紋】
http://gejirin.com/hotuma01.html
原文のカタカナ書き下し文+漢字仮名交じり文+用語解説


● 東西(キツ)の名と穂虫(ホムシ)去る紋(アヤ)
http://www1.ocn.ne.jp/~hotsuma8/ht001.html
原文のカタカナ書き下し文+漢字仮名交じり文


ホツマツタエ 天の巻 1アヤ ワカ姫の恋、和歌(ワカ)初め
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya01.html
かなりの意訳。原文に無い解説が豊富。
(原文なし)


【ホ1-32】キツのナと、ホムシサル、アヤ


209
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p208-209 より)


とウタエば

と歌えば

カゼヤミ フネは

風止み 船は

ココロヨク

快く

アワに ツクナリ

阿波に着くなり

ワカヒメの

ワカ姫の

ウタも ミヤビお

歌も 雅を

カエサジと

返さじと

モフセは キミの

申せば 君の


(解説)

と歌うと、風も止み、
船は軽快に走り四国の阿波に着きました。
ワカ姫さんの歌に関しても、
ワカ姫さんのアチヒコさんを思う気持ちを断ることは出来ません。
とカナサキさんがいうと
君(アマテルさん)が

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


続きを読む

【ホ1-31】キツのナと、ホムシサル、アヤ


206
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p208-209 より)


ナカキ ヨノ

長き 夜の

トオの ネフリの

遠の 眠りの

ミナ メサメ

皆 目覚め

ナミノリ フネの

波乗り 船の

オトの ヨキカナ

音の 良き哉


(解説)

なんとなく、わかったようで、意味のわからない歌です。
暴風雨に対して「音の良き哉」と歌い
形式が回り歌になっていれば
目的(風激しくて波立つを打ち返さじ)は
果たせるということでしょうか。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


続きを読む

【ホ1-30】キツのナと、ホムシサル、アヤ


201
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p208-209 より)


このウタは

この歌は

カエコト ナラヌ

変えことならぬ

マワリ ウタ

回り歌

ワレも ミユキの

我も御幸(御行)の

フネに アリ

船にあり

カゼ ハケシクテ

風はげしくて

ナミ タツオ

波立つを

ウチカエサジと

打ち返さじと

マワリ ウタヨム

回り歌詠む


(解説)

この歌は
(一旦受け取ってしまったら)変更不可の
回り歌。(ワカ姫さんの気持ちを受け入れるしか選択肢はありません。)
私も御幸の船に乗っていたときに
風激しくて波立つを
打ち返さじと回り歌を詠みました。
えーと、新手の返品不可の悪徳商法ですか?(嘘です)
ワカ姫さんがアチヒコさんに渡した歌を再掲します。
キシイコソ
ツマお ミキワニ
コトノネの
トコに ワキミお
マツソ コイシキ
上から読んでも、山本山、
下から読んでも、山本山
というコマーシャルがあったと思いますが、
ワカ姫さんがアチヒコさんに渡した歌は、
前から読んでも、後ろから読んでも、同じなのです。
こういうのを回り歌と言ったのですね。
『わたしまけましたわ』
今なら、回文というのかな。
「回り歌」の「わ」が特殊文字ですね。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)

続きを読む

【ホ1-29】キツのナと、ホムシサル、アヤ


197
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p208-209 より)


カエラネは

返ら根は

コトノハナクテ

言の葉無くて

マチタマエ

待ち給え

ノチカエサント

後 返さんと

モチカエリ

持ち帰り

タカマに イタリ

タカマに到り

モロに トフ

諸に問う

カナザキ イワク

カナザキ曰く


(解説)

さて、ワカ姫さんの突然の愛の告白にアチヒコさんが焦りまくっている場面なのですが、「カエラネは」をどう解釈しましょうか?
お断りしようと思うのだが、返す言葉がなくて
「ちょっと待って下さい。」ととりあえず言う。
後ほど、お断りしようと、持ち帰り
タカマに戻って、皆に相談してみる。
カナザキが、言うことには………
しかし、個人的にいろいろな人に相談したというよりは、
皆にぶちまけた。といった雰囲気です。
カナザキはワカ姫の育て親さんですが、
以前に登場したときには濁点は無しでした。
何か意味があるのでしょうか?謎です。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


続きを読む

【ホ1-28】キツのナと、ホムシサル、アヤ


195
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p206-207 より)


オモエラク

思えらく

ハシカケナクテ

ハシカケ(仲人)なくて

ムスブヤは

結ぶ矢は

コレ カエサント

これ 返さんと(お断りしようと)


(解説)

「オモエラク」が、ちょっと意味を取りにくいです。
「考えてみたところ」といった感じでしょうか。
仲人をたてての縁結びがあった訳ではないので、
アチヒコさんは、とりあえず、お断りしようとします。
「ムスブヤ」で、恋文を矢に結んで差し出したのかと思ったのですが、なんか違う気もしますw。
さて、ハシカケは仲人の意味のようなのですが、
そうであれば、国懸神社の「クニカケ」も
何かの縁を取り結ぶものなのかなあなどと夢想しています。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


続きを読む

【ホ1-27】キツのナと、ホムシサル、アヤ


192
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p206-207 より)


キシイコソ

キシイこそ

ツマお ミキワニ

妻を ミキワ(身際、御際)に

コトノネの

言の根の

トコに ワキミお

床に ワキミを

マツソ コイシキ

待つぞ 恋しき


(解説)

ワカ姫さんがアチヒコさんに贈った恋唄です。
57577の和歌です。
ちょっとした仕掛けのある和歌なのですが、詳細はまた後ほど。
参考サイト
ワカ姫の恋、和歌(ワカ)初め では、

「紀州にいらっしゃい。
私は貴方の妻になっていつも御身(おんみ)の近くで
琴を奏(かな)でてさしあげましょう。
寝床ではいつも我君(わぎみ)を
恋しい思いでお待ちしています」

と訳されていました。
ミキワは、「御身のそば」という意味で良いと思います。
「この頃、琴なんてあったのかな?」と思ったのですが、どこかにワカ姫は琴の奏での名人であるとの記述があるようです(未確認)。
個人的には「言の葉」に対する「言の根」で、本心とか思いとか、言葉の根となる心のことか思ったのですが。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


続きを読む

【ホ1-26】キツのナと、ホムシサル、アヤ


188
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p206-207 より)


アチヒコお

アチヒコさんを

ミレバ コガルル

見れば 焦がるる

ワカヒメの

ワカ姫の

ワカの ウタヨミ

和歌の 歌詠み

ウタミソメ

歌 御染

オモイカネテゾ

思い兼ねてぞ

ススムルお

勧むるを

ツイ トリミレバ

つい 取り見れば


(解説)

勅使のアチヒコさんを、見れば焦がれるワカ姫さん
和歌の歌を読み、その歌を布に染めました。
(ワカ姫さんが)思い兼ねて差し出した(その和歌を)
つい、手に取り、見れば
池田先生の解説では、「ウタミソメ」の「ウタミ」は歌をしたためる札とのこと。
このころ文字は書くものではなく、染めるものだったのでしょうか?

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


続きを読む