【ホ1-02】キツのナと、ホムシサル、アヤ


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(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p199 より)


ソレ、ワカハ

それでは、和歌に関してお話しましょう。

ワカヒメのカミ
ステラレテ
ヒロタトソダツ

和歌に深く関係するワカヒメのカミは
捨て子にされるのですが、
拾われて、その人たちの下で育ちました。


(解説)

ワカヒメというのは、イサナキ、イサナミの長女で、アマテルの妹(姉?)に当たるそうです。
アマテルというのは古事記における天照大神に当たるのですが男性です。
ワカヒメは昼に生まれたので、ヒルコとも呼ばれたそうです。
ワカヒメの生まれた翌年は、イサナキ42歳、イサナミ33歳で、
共に厄年にあたり、その場合、子は捨て子に出すの慣習だったようです。
予め里親に拾ってもらう手はずを決めた上で、船に乗せて捨てたようです。
ワカヒメさんが養育されたのは広田神社(兵庫県西宮市)あたりと考えられるそうです。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


(感想)

ホツマツタヱの最初のアヤ(章)で、
まず、ワカヒメのことが語られているのはとても興味深い。
「和歌、言葉」が重要視されていた証拠ではないかと考える。
そして、その称えられるべきワカヒメのカミが、
古事記では手足の無い蛭子にされてしまうところに、ある種の悪意を感じる。


(引用の了解を頂いた池田 満先生に感謝いたします。)
なお、このアヤのさわりは、うまやど さんのブログ:「オノコロ こころ定めて」の
記事「和歌山にて詠める」にて紹介されています。


【ホ1-01】~【ホ1-12】キツのナと、ホムシサル、アヤ
に関しましては
当初、yahooブログにて公開していたものを転記いたしました。

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