【ホ1-18】キツのナと、ホムシサル、アヤ


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(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p204-205 より)


シカルノチ

しかる後

イサワの ミヤに

いさわの 宮に

ハベルトキ

侍る時

キシヰの イナダ

きしゐの稲田

ホヲムシに 

穂ヲ虫に

イタムおナケキ

傷むを嘆き


(解説)

そうして育った後で、
捨て子に出されたワカヒメさんは、
アマテルカミの実の姉なのですが、
アマテルカミの妹として引き取られ、
いさわの宮で暮らすようになります。
いさわの宮というのは、
現在の三重県志摩市にあったと考えられているようです
この時に、きしゐから
稲田が穂虫によって傷み
民が嘆いていると知らせがきます。
きしゐは、現在の和歌山市

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


(感想)

ホヲムシというのは、アヤのタイトルにある
ホムシと同じだと思うのですが、
こういう風に微妙に違うのはちょっと気持ち悪いです。
しかし、どういう連絡手段、交通手段を用いたのか気になります。
きしゐで穂虫の被害が発生して
それをいさわの宮で知るまでに3日以上かかるのではないでしょうか?
よくわかりません。


(引用の了解を頂いた池田 満先生に感謝いたします。)
なお、このアヤのさわりは、うまやど さんのブログ:「オノコロ こころ定めて」の
記事「和歌山にて詠める」にて紹介されています。


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