【ホ1-20】キツのナと、ホムシサル、アヤ


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(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p204-205 より)


ユキヒラキ

行き ひらき

タの キに タチテ

田の 東に 立ちて

オシクサに

おし草に

アフグ ワカヒメ 

あふぐ ワカ姫

ウタ ヨミテ

和歌 詠みて

ハラヒタマエハ 

祓い 賜えば

ムシサルお

虫去るを

ムカツヒメより

ムカツ姫より


(解説)

「急ぎキシヰに行きひらき」で、
急いでキシヰに行かれたの意味だと思いますが、
「行きひらき」の「ひらき」が今一不明。
「おし草」の「おし」が何を意味するのかも今一不明。
「あふぐ ワカ姫」は、「ワカ姫が呪具である扇であおぐ」というのがひとつの解釈。
「汚し草のひどさにワカ姫が思わずあえいだ」という解釈も可能かな?
まず、ワカ姫が和歌の効果を確かめてから、ムカツ姫に本格的な朗唱をお願いするということらしいです。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


(感想)

「急ぎキシヰに行きひらき」
「田の 東に 立ちて」の主語は、
ムカツ姫とワカ姫の二人でいいのだろうか?
慣れてくれば、わかるようになるのだろうか?
「ゆきひらき」にしろ
「あふぐ」にしろ、
わかったようで、まだ今一わかりません。
追記:
キは東
ツは西
なのですが、
どういった場合に「キ」と言い、どういった場合に「ヒガシ」というのか?
どういった場合に「ツ」と言い、どういった場合に「ニシ」というのか?
ちょっと、興味があります。


(引用の了解を頂いた池田 満先生に感謝いたします。)
なお、このアヤのさわりは、うまやど さんのブログ:「オノコロ こころ定めて」の
記事「和歌山にて詠める」にて紹介されています。


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