【ホ1-11】キツのナと、ホムシサル、アヤ(加筆、再投稿)


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(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p202-203 より)


ミケはコレ

御食はこれ

フル トシ フヨリ

古くは 年2回より

ツキミケノ ヒトはモヨロに

月に一度の御食で、人の寿命は百万年

ツキムケノ ヒトはフソヨロ

月に6食の、人の寿命は20万年


(解説)

「御食はこれ」は、「エカ一度の御食はこれ」の後半です。
「古 年 2より(ふるとしふより)」のフヨリの「フ」は数詞ですが、
次の「月ミケの(ツキミケの)」のミは数詞の3ではありません。
その次の「月ムケの(ツキムケの)」のムは数詞の6です。
解説文では、
「ひと月に二度お米を食するのが最も古い時代のことで、月に三度食する頃まで、ヒトの寿命は百万年(マサカキ暦での年数)だったと伝えられています。」
となっています。
「ツキミケ」「ツキムケ」を「月3食」「月6食」と解釈しているようです。
私はフ(2)、ム(6)が数詞なのにミ(3)が数詞になっていないのがひっかかり、
あえて違う解釈をしてみました。
しかし、月6回という数が面白いです。
5日に1回になるのでしょうか?
一週間という単位には縛られていなかったのですね。
「モヨロ」のモ(百)
「フソヨロ」のフ(2)、ヨロ(10000)のヨは数詞。
「モヨロ」のヨは、基本形の「ヨ」で、4でも10000でもないのがちょっと気になります。
ちなみに、数詞ヲシテの(「よみがえる日本語」p52 表2-9参考)
値と読みは

1:
2:
3:
4:
5:
6:
7:
8:
9:
十:
十:
百:
千:
万: よろ

となります。

みけ 【▽御▽食/▽御▼饌】

(1)天皇の食事の料。
「―つ国」「この日肇めて―進(たてまつ)りて/日本書紀(天武訓)」
(2)神饌(しんせん)。
「―殿」

よろず よろづ 1 0 【▽万】

(1)数の単位、万(まん)。
(2)数が非常に多いこと。たくさん。あまた。
「―の神々」
(3)(副詞的に用いて)何事につけ。すべて。万事。
「―ご相談承ります」
(4)種類が非常に多いこと。いろいろ。
「御祈など―に仕まつらせ給ふ/栄花(月の宴)」

やおよろず-のかみ やほよろづ― 3 【八▽百▽万の神】

多くの神々。あらゆる神々。

(もともと八百万は、「やもよろず」だったのかな?)

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)

(感想)

いきなり人の寿命が百万年、20万年と言われて面食らいます。
【ホ1-03】キツのナと、ホムシサル、アヤ
「ウマレヒハ カシミケソナエ」とありました。
何も考えすに解説文のままに
「カシミケソナエ」=「食べ初めの儀式」
としましたが、カシミケは、炊いだ御食の意味なんですね。多分。
「カシ」を「菓子」だと思っていたことは内緒です(笑)


(引用の了解を頂いた池田 満先生に感謝いたします。)
なお、このアヤのさわりは、うまやど さんのブログ:「オノコロ こころ定めて」の
記事「和歌山にて詠める」にて紹介されています。


【ホ1-01】~【ホ1-12】キツのナと、ホムシサル、アヤ
に関しましては
当初、yahooブログにて公開していたものを転記いたしました。

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