【ホ1-22】キツのナと、ホムシサル、アヤ


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(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p204-205 より)


タネ ハタネ

田根 畑根

ウムスギサカメ

ウムスギサカメ

マメスメラの

マメスメラの

ソロハモハメソ

ソロハモハメソ

ムシモミナシム

虫モミナシム

クリカエシ

繰り返し

ミモムソ ウタイ

三百六十 詠い


(解説)

ワカのマシナイです。
57577より一音多い、57677の三十二音です。
魔物を祓うための歌は一文字多くして、魔を間に入れないようにするそうです。
それを考えると「ミソメをマテに」は
ムカツ姫と30人の女性で31人、これにワカ姫を加えて32人で、
32音のまじないを詠ったのではないかと考えます。
繰り返し360回詠ったとあります。
呪いを唱えて、時間を計ってみると、一回に10秒程度かかります。
このペースを維持できるかどうかは無視して計算すると
360回×10秒=3600秒=60分=1時間。
まじないの意味は私にはよくわかりませんが、
以下のように訳しているサイトがありました。
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya01.html
稲種(タネ)・畑種(ハタネ) 大麦(ウム)・小麦(スキ)・大触豆(サカメ)
大豆(マメ)・小豆(スメラ)の ゾロ(稲)葉(は)も 喰(は)めそ
虫(むし)もみな鎮(し)む
http://mahina3.web.fc2.com/waka_hime/hotuma001-10.htm
http://www21.tok2.com/home/hawaii/kodai/hotuma001-10.htm
こちらのサイトでは、折句であるとの指摘がなされていました。

おりく をり― 0 2 【折句】

和歌俳句川柳で、五音または三音の語の一音ずつを各句の初めに置いて詠む歌。「かきつばた」を「〈か〉らころも〈き〉つつなれにし〈つ〉ましあれば〈は〉るばるきぬる〈た〉びをしぞ思ふ」と詠む類。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


(感想)

こういう「おまじない」は、なかなか理解できないです。
さて、これは本当の話だろうか?
作り話だろうか?
実話だとした場合に、
本当にまじないが効いたのか、
偶然が働き、まじないが効いたように見えただけなのか?
言葉に魔力があり、
それを使いこなせたのだとすれば、
ワカ姫が「ワカ姫の神」と呼ばれるのもうなづけます。


(引用の了解を頂いた池田 満先生に感謝いたします。)
なお、このアヤのさわりは、うまやど さんのブログ:「オノコロ こころ定めて」の
記事「和歌山にて詠める」にて紹介されています。


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