
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p199 より)
ハツヒモチ アワノウヤマイ
1月1日 元旦 初日 餅 天地の敬い
モモにヒナ アヤメにチマキ
3月3日 桃に雛
5月5日 アヤメにチマキ
タナハタや キククリイワイ
7月7日 タナハタ
9月9日 菊 栗 祝い
ヰトシフユ ヲハハカマキル
5歳の冬に男の子は袴を着るようになります。
(解説)
子供は髪置きの儀式のあと、
こうした年中行事に参加します。
9月9日というのは知らなかったのですが、
五節句のひとつのようです。
ヰトシフユのヰは、数詞の5であるべきですが、原文にはハネがありません。
アワノウヤマイの「ア」と、アヤメの「ア」の原文の違いに注目。
アヤメの「ア」が通常の「ア」です。
@のような渦巻きが天を表す「アワのア」で、
ここで使われている「ア」はアヤ(章)の「ア」のようですね。
地を表す「ワ」は@と逆渦巻きで、
「ヲワハカマ」の「ワ」の字にあたる文字です。
↑と書きましたが、間違いでした。済みません。
コメント欄で以下の指摘をオノコロさまより受けました。
渦の「ワ」と、助詞の「ハ」のヲシテは別物です。どちらも@の逆周りなんですが。巻き数と、真ん中の部分が違います。
2009/7/20(月) 午前 8:56 [ オノコロ ]
(2009/07/20 13:40)
前回、「アワウワや」を赤ん坊をあやす言葉と考えましたが、
「ア」は通常の「ア」でなく、アヤ(章)の「ア」だったので
「アワウワや」の最初の「アワ」は
天地を意味した何か別の解釈が可能かもしれません。
(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)
(感想)
クリスマスはキリストの誕生日にあわせたのではなく、
土着の行事にキリストの誕生日を合わせたのだと聞きました。
これらの行事の民俗学的検証が、真書か偽書かの判定には、
重要な要素になるのだと考えます。
追記(2009/07/26)
「ハ」と「ワ」について
前回、以下の指摘を頂き、
渦の「ワ」と、助詞の「ハ」のヲシテは別物です。どちらも@の逆周りなんですが。巻き数と、真ん中の部分が違います。
その後、[http://blogs.yahoo.co.jp/umayado17/GUEST/59439192.html ゲストブック(2009/7/21,22)]にて、いろいろ教えていただいた。
(内緒で質問したので、皆さん、見ることはできません。済みません。)
簡単にまとめると
文字使いについては「記紀原書 ヲシテ」または、「定本ホツマツタヱ」を活用することになっている。
記紀原書 ヲシテ(上)(発売日: 2006/09)の裏表紙にあった文字表の一部を以下に示す。
ヲシテの研究の初期の段階では、次のような 文字表一覧 が使われていた。
上記URLの文字表は、[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4885460832/ 「ホツマツタエ」を読み解く](発売日: 2001/11)に掲載されていたものとほぼ同じと考えられる。
上記URLの文字表の一部を以下に示す。
私の勘違いの原因は、初期の段階の「ワ」と定本の「ハ」を混同したところにあった。
現在のヲシテフォントは、より古形に忠実になり、明瞭に違いがわかるように字形が整理されている。
「ワ」は中心部分が渦のままで、「ハ」より回転数が多い。
「ハ」は、中心部分が「||」の崩れた形になっている。
ということらしい。
私は現在のヲシテフォントを見ていないので推測ではあるが、
イメージとしては、「ワ」は定本の「ワ」、「ハ」は初期の表の「ハ」。
すなわち、
●「ワ」は三重の渦巻。
●「ハ」は「の」の字の中心部分が「||」の崩れた形になっているもの。
となっていると推測する。
(引用の了解を頂いた池田 満先生に感謝いたします。)
なお、このアヤのさわりは、うまやど さんのブログ:「オノコロ こころ定めて」の
記事「和歌山にて詠める」にて紹介されています。
【ホ1-01】~【ホ1-12】キツのナと、ホムシサル、アヤ
に関しましては
当初、yahooブログにて公開していたものを転記いたしました。