【ホ1-14】キツのナと、ホムシサル、アヤ


141
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p202-203 より)


キタはネぞ

北は寝ぞ

モシ ヒト キタリ

もし、人来たり

コトワケン

事 話けん

アワネばキタヨ

合わなければ、ただ来ただけ。

アフはヒデ

合うは日出

ミナミにコトお
ワキマエテ

南に事を
わきまえて

オチツクはニシ

落ち着く は 西


(解説)

キツ(ヲ)サネのネが何故、北になるかの説明です。
また、人と会って話をする時にも当てはまります。
まずは、北がスタート地点。
話がかみ合い始めるのが東。
濃い話をするのが南
落ち着くのが西

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


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【ホ1-13】キツのナと、ホムシサル、アヤ


137
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p202-203 より)


ツキにミケ

ひと月にミケは3回

ニカキハホナヤ

苦いハホ菜を食しました。

ミナミムキ アサキおウケテ

南向きの建物は、太陽(ア)の豊かな(サ)気をうけて

ナガイキの 

長生きに寄与します

ミヤのウシロお

宮の後ろを

キタとイフ

気を溜めるのでキタといいます。

ヨルはネルユエ

夜はそこで寝るので


(解説)

「ツキにミケ」のミが数詞のミですね。
「ニカキハホナヤ」のハが少し違った字体です。
「アサキオウケテ」のアが天を意味する特殊字体。
「ナガイキノ」のガが濁音付き。
「ニカキハホナ」は、苦い薬草のことらしいのですが、
ハが着物や文章を意味するハの字であり、
ナは、普通のナの字で、
野菜や菜っ葉を意味するナの字ではないのが少し気になります。
アマテルカミが長生きのため、
ミケを月に3度とし、
苦い薬草を常食し
南向きの宮に住んだことが述べられています。
そして、北の由来について語られます。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)

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【ホ1-12】キツのナと、ホムシサル、アヤ


134
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p202-203 より)


イマのヨは タダフヨロトシ

今の世は ただ2万年

イキナルル

生きなるる

ミケカサナレバ

御食重なれば

ヨワイナシ

齢なし

ユエにヲンカミ

故に御神


(解説)

昔は寿命が100万年、20万年あったのに今はただの2万年だという。
御食重なれば、寿命が短くなるという。
それ故に御神(八代アマカミのアマテルカミ)は、あることをなされました。
続く
マサカキ暦の話は解説や辞典をみてもよくわからない。
1年で5寸伸び、6万年で枯れるマサカキの木を
年数を数えるのに利用したということらしいのだが。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)

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【ホ1-11】キツのナと、ホムシサル、アヤ(加筆、再投稿)


131
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p202-203 より)


ミケはコレ

御食はこれ

フル トシ フヨリ

古くは 年2回より

ツキミケノ ヒトはモヨロに

月に一度の御食で、人の寿命は百万年

ツキムケノ ヒトはフソヨロ

月に6食の、人の寿命は20万年


(解説)

「御食はこれ」は、「エカ一度の御食はこれ」の後半です。
「古 年 2より(ふるとしふより)」のフヨリの「フ」は数詞ですが、
次の「月ミケの(ツキミケの)」のミは数詞の3ではありません。
その次の「月ムケの(ツキムケの)」のムは数詞の6です。
解説文では、
「ひと月に二度お米を食するのが最も古い時代のことで、月に三度食する頃まで、ヒトの寿命は百万年(マサカキ暦での年数)だったと伝えられています。」
となっています。
「ツキミケ」「ツキムケ」を「月3食」「月6食」と解釈しているようです。
私はフ(2)、ム(6)が数詞なのにミ(3)が数詞になっていないのがひっかかり、
あえて違う解釈をしてみました。
しかし、月6回という数が面白いです。
5日に1回になるのでしょうか?
一週間という単位には縛られていなかったのですね。
「モヨロ」のモ(百)
「フソヨロ」のフ(2)、ヨロ(10000)のヨは数詞。
「モヨロ」のヨは、基本形の「ヨ」で、4でも10000でもないのがちょっと気になります。
ちなみに、数詞ヲシテの(「よみがえる日本語」p52 表2-9参考)
値と読みは

1:
2:
3:
4:
5:
6:
7:
8:
9:
十:
十:
百:
千:
万: よろ

となります。

みけ 【▽御▽食/▽御▼饌】

(1)天皇の食事の料。
「―つ国」「この日肇めて―進(たてまつ)りて/日本書紀(天武訓)」
(2)神饌(しんせん)。
「―殿」

よろず よろづ 1 0 【▽万】

(1)数の単位、万(まん)。
(2)数が非常に多いこと。たくさん。あまた。
「―の神々」
(3)(副詞的に用いて)何事につけ。すべて。万事。
「―ご相談承ります」
(4)種類が非常に多いこと。いろいろ。
「御祈など―に仕まつらせ給ふ/栄花(月の宴)」

やおよろず-のかみ やほよろづ― 3 【八▽百▽万の神】

多くの神々。あらゆる神々。

(もともと八百万は、「やもよろず」だったのかな?)

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)

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【ホ1-10】キツのナと、ホムシサル、アヤ


127
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p200-201 より)


ヒのオツル ニシはニシツム

日の落つる ニシは に沈む

ヨネとミヅ カマにカシクハ

米と水 釜に炊ぐは

ヒカシラヤ

火頭や

ニヱハナミナミ

煮えは なみなみ

ニヱシツム

煮え沈む

ヱカ ヒトタビの

ヱカ 一度の
-

(解説)

日の落ちる時は、ニシワ(赤く、大きくなって)に沈みます。
日の落ちる時は、赤く、大きくなって沈みます。
さて、東、南、西の語源については、
米と水を釜に炊ぐ際から来ているという説もあります。
火にかけるのが、始まり(かしら)で、東。
沸騰すると、水はなみなみと、水波がたつので、南。
煮え立つのが、静まるのが、仕舞いで、西。
米は貴重品だったので、米と水を釜に炊ぐのは、
(現代のように、一日三度ではなく)
ヱカと呼ばれるような日に、一度でした。
ヱカの意味はよくわかりません。
解説文には
「古来から、貴重品であったお米は、たまのお祭りの時などにだけ食べるものでした。」
とあり、「たまのお祭りの時などに」が「ヱカ」に対応していると考えます。

に 1 【▽丹】

〔「に(土)」と同源〕辰砂(しんしや)や鉛丹を含み、赤色の顔料として使われた土。また、赤い色。
「―塗りの鳥居」「阪東君の―のやうな酔顔を見て/続風流懺法(虚子)」「大刀の手上に―画き著け/古事記(下訓)」

に 【▼瓊】

たま。赤色の玉。
「八坂(やさか)―の五百箇の御統(みすまる)/日本書紀(神代上訓)」

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
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【ホ1-09】キツのナと、ホムシサル、アヤ


123
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p200-201 より)


カナサキに キツサネのナの

カナサキに キツサネ(東西南北)の名の

ユエおコフ

故を乞う

ヲキナのイワク

翁の曰く

ヒのイヅル カシラはヒカシ

日の出づる頭は東

タケノボル

タケ上る

ミナミルミナミ

皆見る南
-

(解説)

カナサキさんに(ワカヒメさんは)
キツサネ(東西南北)の名の由来を尋ねました。
翁(=カナサキさん)が言うことには
日の出づる頭は、「ひ」のいづる「かし」らで、東
「タケ上る」は、太陽が南の空に高く昇っていくことを
意味していると思うのですがよくわかりません。
解説文では、
「南は、明るくなって皆の顔が良く見えることから、
ミナミル、で、ミナミと呼ばれます。」と書かれていました。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)

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【ホ1-08】キツのナと、ホムシサル、アヤ


119
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p200-201 より)


ヨソヤコエ コレミのウチの

四十八声 これ身の内の

メクリヨク

巡りよく

ヤマイアラネハ

病 あらねば

ナカラエリ

長らえり

スミエのヲキナ

住江の翁

コレオシル

これを知る

ワカヒメサトク

ワカヒメ聡く
-

(解説)

四十八音の声が 体の中の巡りを良くする。
巡りがよくて病がなければ長生きをする。
住江の翁はこのことを理解していました。
住江の翁というのは、ワカヒメさんの養父カナサキさんのことです。
ワカヒメさんも聡明でした。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)

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【ホ1-07】キツのナと、ホムシサル、アヤ


115
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p200-201 より)


アワのウタ カダガキウチテ

アワのウタ カダガキを打ち

ヒキ、ウタウ

弾き、歌う。

オノツトコヱモ

自ずと声も

アキラカに

明らかに

ヰクラ、ムワタ、ヲ

5クラ、6ワタ、緒

ネコエ、ワケ

音、声、分け

フソヨにカヨヒ

二十四に通ひ


(解説)

天地(アワ)の歌を、カダガキを打ち弾き歌う。
カダガキというのは楽器の一種だと思われます。
単にカツラキの木っ端のこと言っているのかもしれません。
これは一種の発声練習のようなものなので、
自ずと声も、はっきりくっきり、きれいになったことでしょう。
5クラとは、
ココロバ、タマ、ミヤビ、シヰ、シムという
目に見えない5つの心の働きを意味し、
6ワタとは、
フクシ、ナカゴ、キモ、ヨコシ、ムラト、ワタという
物質的な6つの内臓を意味していたようです。
緒は、この両者を結び付ける働きをするものです。
5+6+1=12ですね。
アワのウタは48音よりなり、前半24音、後半24音よりなります。
アワのウタを、歌うことは、
精神的にも肉体的にも
音声が二十四に通い
巡りを良くし、調子を整えたようです。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


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【ホ1-06】キツのナと、ホムシサル、アヤ ( アワウタ )


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(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p200-201 より)


アカハマナ イキヒニミウク

あかはまな いきひにみうく

フヌムエケ ヘネメオコホノ

ふぬむえけ へねめおこほの

モトロソヨ ヲテレセヱツル

もとろそよ をてれせゑつる

スユンチリ シヰタラサヤワ

すゆんちり しゐたらさわや


(解説)

「ア」は天地の天を意味し
「ワ」は天地の地を意味します。
この「アワウタ」の中に天地のことすべてが凝縮されています。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


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【ホ1-05】キツのナと、ホムシサル、アヤ


109
(原文池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」展望社 :p200-201 より)


メはカツキ

女の子は被衣

コトバおナオス

言葉を直す

アワウタお ツネにオシエテ

アワウタを、常に教えて


(解説)

前の行の「雄は袴」に対して、
ここでは「雌は被衣」。
NET辞書を引くと、
(1)平安時代以降、身分の高い家の婦女子が外出する際、顔を隠すため頭から衣をかぶったこと。
とありました。
はてさて、平安時代以降なのか?神代からなのか?
そして、まずは言葉の教育が始まる。
助詞の「を」の代わりに「お」が使われているようです。
「オシエテ」は、「教えて」で、
「ヲシテ文字」の「ヲシテ」にも通じると思っていたのですが
「オシエテ」の「オ」は、「ヲ」にはなっていないようです。

(解説を書くにあたり、 池田 満 (著):「ホツマ縄文日本のたから」の解説文を参考にしております)
(このページの記載に、間違い等があった場合の責はすべて 無宗だ にあります。)


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